#TALK SESSION 座談会/グリーンモデル推進 2050年を見据えた環境対応策を提示

「お客様の環境経営支援」を目的に、2022年４月に発足したチームで、計８名のメンバーがいます。母体であるセイコーエプソンは約80年前、「絶対に諏訪湖を汚さない」「地域に受け入れられる企業になる」という思いとともに創業しました。「省・小・精」の独自技術で、お客様のもとでの環境負荷低減を実現する多くの製品を有しますが、企業における環境対応課題は多岐にわたります。そこで私たちは各社の現状を伺い、マーケティングやコンサルティングを通して、「今」取り組むべき環境対応策をご提案しています。

主に顧客企業の経営層やサステナビリティ担当者に聞き取りを行い、必要な環境対策をご提案するなど、環境経営のコンサルタント的な役割を果たしています。また、パートナー企業との新規サービスの立ち上げなど、パートナー拡充にも取り組んでいます。

配属されて約半年ですが、色々なことに挑戦させていただいています。主にマーケティング部分を担い、施策の企画検討、実施から顧客分析までを手掛けてきました。現在はその後のコンサルティング対応もできるよう、環境経営についての勉強を進めています。

マネージャーという立場から、個性豊かな７名のメンバーがそれぞれの強みを発揮し、楽しみながら働くことができる職場環境をつくることを大切にしています。

当初は「なぜエプソンがコンサルティングを？」とおっしゃるお客様もおられました。けれど、環境対応に関する情報を適切にお届けしていく中で、「相談して良かった。勉強になった。ありがとう」と言っていただけることが増えてきました。こうした手応えが、やりがいにつながっています。

入社して数カ月の頃、いくつかの展示会等の場でお客様に環境対応の重要性や緊急度について、私自身の言葉でお伝えする機会がありました。環境経営について学び始めてまだ間もない私の話をご理解くださり、関心を寄せていただけたことがとても嬉しく、もっとこの活動を頑張りたい！とやりがいに感じました。

お客様から「ありがとう」という言葉をいただけた際には、大きなやりがいを感じますし、我々の取り組みはお客様の経営課題に直結することですので、特に「お客様の笑顔のために」という仕事を実践できる部署だと思っています。また、メンバー全員が自発的に新しいことにチャレンジしてくれている姿を見られることは、マネージャーとして非常にやりがいを感じています。

昨今SDGsなど、グローバル規模で大きな価値観の変化が起きていますが、その変化に合わせ、企業の競争軸として「持続可能性（サステナビリティ）」が重要視されるようになってきているかと思います。私はその「持続可能性」の競争軸、特に「環境」においては、日本企業は優位性があるように感じています。なぜなら日本の企業には、近江商人の「三方よし」的思想が根付いていたり、「カイゼン」^（※）を得意としたり、自然環境との密接なかかわりを持つ企業が少なからずあるからです。今後は各社のオリジナリティを生かしながら、環境経営の取り組みをサポートし、顧客企業の「ありたい姿」の実現に向けて、ともに取り組んでいきたいです。

（※）世界的に有名な「トヨタ式カイゼン」のように、現状に満足せず、今よりもっといいモノ・コトを生み出すという意。

今はまだ、大多数の日本の企業が環境対応の必要性に向き合いきれていないという現状があります。けれども2050年を節目とするカーボンニュートラルに向けて、今後は環境経営が必須という世の中になっていくと予想しています。顧客企業の皆さまに「環境対応は当たり前」と考えていただけるよう、これまでの常識を変化させていくことに尽力したいと考えています。

顧客企業の脱炭素をミッションに掲げた活動に取り組んでいますが、この活動は自社内にとどまらず社外へアプローチするため、削減できるCO2排出量のポテンシャルは計り知れないものがあります。このビジネスモデルをしっかりと構築・伸長させた先に、「2050年に脱炭素社会を実現した未来」「この活動で支援した企業が、サステナビリティの価値観を前提に独自性を発揮し、誠実に儲けられる未来」をイメージしています。

2050年のカーボンニュートラルの実現に向けて、1人ひとりの行動も重要ですが、企業規模で対応することで目標達成への道のりは大幅に縮まります。今後、多くの企業が環境対応に注力し、この大きな目標を達成する未来を2050年、私が50歳の時に、当社で見てみたい…と、ひそかに思っています。

皆さんが持つエプソンのイメージは、やはり「プリンター（出力機器）」だと思います。今、エプソンでは置き換えるだけで、CO2排出量を47％以上削減^（※）できるインクジェット方式の出力機器を提案していますが、実はこれはお客様の課題である「CO2削減」を支援する“手段”にもなっています。これから私たちの活動が進むことで、「プリンターの会社」から「環境の会社」に変わる未来、いわゆるリブランディングを目指し、メンバー一丸となって取り組んでまいります。

（※）エプソンのスマートチャージ対応A3複合機各機種のTEC値とENERGY STAR®画像機器基準Version3.0にて定められたTEC基準値で比較した場合の削減比率。（＜LX＞シリーズは60ppm機、＜LM＞シリーズは40ppm機、＜PX＞シリーズは24ppm機のTEC基準値と比較）

持続可能な社会の実現に向けた手段は多様であり、正解はありません。未来に思いを馳せながらそれぞれの能力を活かし、サステナブルな世界の実現に向けて、一緒に取り組んでいきましょう！

当社は自分の強みを存分に生かしながら、大きな挑戦をたくさんさせてくれる会社です。自分自身の直感を信じて、入社を決めてよかったです。何らかの形で思いを叶えられ、楽しく仕事ができる場所だと思うので、皆さんの入社をお待ちしています！

さまざまな取り組みで「未来の持続可能で心豊かな社会の実現」を目指すエプソングループでは、“自らの手”で気候変動をはじめとする社会課題の解決を志す皆さんを、心よりお待ちしています。エプソン販売で一緒に働き、未来の地球をともに守りましょう！