プロジェクトストーリー

PROJECT
STORY01

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#LEADER #PARTNER #INNOVATOR

ここには日々成長を実感できる 環境があります。

R.Tanaka
首都圏営業部 東京営業一課
2018年入社
文学部卒

創る喜びと共にあれ。

「世のため人のため、自分たちが何かできることはないか」。
エプソン販売の根源にあるその信念を貫いた、社員たちの仕事を紹介します。
第一回は、首都圏営業部で活躍中の田中さんです。

ずっと、キャリアアップを続けていきたいから…

田中が物心ついた頃から、母は仕事をもちながら子育てをしていた。

「そんな母の背中を見て育ったせいか、子供の頃から『女性も仕事を続け、ずっと社会と関わっていくのが当然だ』と考えていました」

そんな母の影響もあって女性の社会活躍への関心が膨らみ、卒業論文も女性のライフステージとキャリアに関するテーマを選んだ。就職活動でも、女性が可能性を伸ばしながら成長していける環境を第一に考えた。

「例えば、将来結婚や出産などのライフイベントがあっても、長く働き続けることができる会社で、総合職として自分の可能性を伸ばしていきたい、と考えました」

そんな視線で会社研究を進めながら、エプソン販売の会社説明会に参加。そこで、仕事と育児の両立支援に熱心に取り組む企業の中でも、特に著しい実績を上げている会社に厚生労働省から贈られる子育て支援評価の最高位・『プラチナくるみんマーク』に認定されていることを知った。また社員の定着率が非常に高く、「ここなら、長いスパンで自分のキャリアプランを築いていけそうだ」と実感した、と当時を振り返る。さらに人事部の話を聞き、活き活きと活躍している女性たちの姿を目の当たりにして、「この会社で働きたい」という思いが、「ここで働くのだ」という強い決意に変わっていった。

エプソンの製品力を再確認

「人と接する仕事がしたい」という思いから、就職活動時点から営業職を希望した。

「総合職として、地方転勤も大歓迎。しかし、まずビジネスの激戦地・東京でBtoB営業最前線を担い、大きなビジネスを担っていきたい、という希望を伝えていました」

折から、田中が入社した2018年は、女性管理職も拡大。エプソン販売にとっても、女性の活躍が益々本格化に向かうターニングポイントとなった年である。

「そんな社内文化改革期の第一世代新入社員なのだという意識の下に、改めて『私の会社選びは間違っていなかった』と確信しました」

入社式で伝えられた配属先は、首都圏営業部・東京営業一課。志望通りの配属で、社会人として恵まれた第一歩を踏み出すことができた。
とはいえ、エプソン製品の法人向けラインナップは幅広い。営業担当者が提案する製品は、各種サイズのプリンターはもちろん、ラベルやレシートを打ち出す特殊なプリンターや、CD/DVDなどのディスクへの書き込みやレーベル印刷までを行うディスクデュプリケーター、プロジェクター、PC、スキャナ、使用済みの紙から新たに紙を再生するPaperLabなど、非常にバラエティ豊かだ。

「毎日家にカタログをもって帰って、一生懸命に読み込みながら、商品を覚えることに務めました。その中で、改めてエプソンの製品力のすごさを実感しました」

全社一丸となってトラブルを解決

スムーズに滑り出した社会人1年目が過ぎようとしていた頃、プロジェクター31台という大型発注を獲得して喜んでいた彼女は、思わぬトラブルに見舞われた。納期が目前に迫ったある日、確保していたはずの在庫が25台不足していたことが発覚したのである。折から、社内の経営資源を扱う基幹システムを一元化し、従来の仕入管理や販売管理、在庫管理、物流管理などのシステムをひとつにまとめたERP(Enterprise Resource Planning)への切り替えを終えたばかりの時期だった。そこで、リアルタイムな在庫を示すデータベースが、販売管理システムと上手く連動していなかったことが原因だった。

「営業部門の上司や先輩たちはもちろん、商品管理や物流部門の人たちも方々手を尽くして在庫確保に奔走してくれました。その結果、札幌倉庫にあった在庫と商品管理部門の戻入品をかき集めて、何とか納期前に31台を確保。お客さまにも、当社の手違いでもしかしたら一部納期が遅れるかも知れない旨をお伝えしていましたが、何とか納期内に31台を納めることができました」

この時、常に多重的な確認を怠らない姿勢の大切さを痛感したと語る彼女は、こう続ける。

「窮地に追い込まれた厳しい状況下でも、全社が一丸となって問題解決に動く団結力が、エプソン販売の強さの秘密なんです」

自分自身で新規代理店を開拓

入社以来、先輩達が関係を築いてきた販売店を受け継いで営業活動をしてきたが、入社3年目を迎え、自分自身で新しい取引先を築いていく段階に入った。自身で市場調査をし、新たな候補としてピックアップした企業は、100人以上の営業担当者を擁する情報通信関連企業だ。

「アポイントメントをとり、何度も足を運びました。エプソン製品を扱うことで、その会社の先におられる顧客企業のビジネス支援が加速され、コンサルティング力の向上や本来のビジネスの成長にも貢献することを訴えました」

新たに販売店となる企業と、その顧客企業のメリットを訴えた彼女の熱意が通じ、無事契約が成立。エプソン販売の販売店としてのビジネス開始を宣言する社内キックオフ・イベントで、「エプソン販売を代表したプレゼンター役を、彼女に担って欲しい」というオファーがあった。この依頼は、足繁く通った訪問の中で築き上げた信頼感の証だ。

「目下、そのための準備に大忙しですが、初めてゼロから自分で築いたパートナーですので、『大きなビジネスチャンスをつかんで欲しい』という思いで、段取りを進めています」

ビジネスの基本は「正直さ」

新規開拓販売店はもう一社増え、目下対前年比売上げは150%にアップした。彼女には、入社以来先輩たちから教えられ、先のトラブルなどを通じて自分自身でも体得したモットーがある。それは「取引先に対して、メリットだけでなく、デメリットも含めてすべて正直に伝える」という姿勢だ。相手の立場に立った対応こそが、ビジネスの基本だからである。

「例えば、デメリットを隠して何かトラブルが起こった場合には、後々のダメージはさらに大きくなります。常に正直に、しかも誰よりも早めに動くーー実は、そんな愚直な姿勢こそが、市場競争力を高める秘訣なのだと思います」

入社以来BtoBビジネスを担ってきたが、さらに営業力を養いながら、さまざまな部署を経験し自分自身の価値を高めていきたい、と語る。

「今、新入社員のOJTを行っています。教えることで自分自身も成長していくのだ、と知りました。どう言えば上手く伝わるのか…、より気持ちよく動いてもらえるのか…を考えながら、後輩たちの成長を応援したいと思います。その意味で、人事部門の仕事にも新たな興味が湧いてきました」